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135ha、東京ドーム28個分
北海道の広大なキャンパス施設
北海道江別市文京台にある本学キャンパスの総面積は約135ha。その広さは実に東京ドーム28個分以上。
この中に講義棟をはじめ農場や動物病院、研究施設、課外活動施設などさまざまな施設があります。
自然のサイクルや環境を壊すことなく持続的に資源を利用できるシステムづくりをめざすのが酪農学園大学が掲げる「循環農法」。その理念を最新の情報技術やバイオテクノロジーを使って体現しているのが「インテリジェント牛舎」です。ここでは、牛の個体乳量の自動記録や発情発見などを備えた牛群管理システムを導入。また、牛のふん尿をバイオガスプラントに送って発酵させることによって発生した熱でお湯を作り活用しています。さらに、発酵後に残ったふん尿の液分は、有機肥料として本学の牧草畑に撒かれて牛の飼料となる牧草を生産することで、牛→ミルク→ふん尿→エネルギー→肥料→牧草(飼料)→牛という環境負荷のない循環を実現しています。牛舎とバイオガスプラントを見学に、毎年多くの酪農関係者が訪れます。
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つながりの大切さを学び「生きる力」をつける
全員が受ける基盤教育
1年次に学群ごとに受ける「基盤教育」は、高校までの受動的な学びから大学の主体的な学びへと姿勢を変える大事なプロセスです。
全国から集まった仲間たちと協同する中でチームワークの大切さを知り、学生の自主性を促す幅広い学習によって自ら課題を乗り越える力を身につけます。それは2年次以降の専門基礎教育および専門教育に進んだ時、そして社会に出た時にも、柔軟な心を持って何事もあきらめることなく進んでいける力「人間力」として生かされます。
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現場に強い実践力が身につく
酪農学園フィールド教育研究センター
広大なキャンパスには、酪農・肉畜・作物に関する3つの農業生産ステーションを備えています。
ここで搾乳、肥育、栽培などの実務をしっかり経験。各分野で強い実践力が育まれます。
酪農学園大学ならではの規模と専門的な設備は、あなたの「好き」と「やりたい」にしっかり応えます。
酪農生産ステーション
異なるシステムの牛舎があり、循環農法型により約160頭の乳牛を飼育しています。フリーストール牛舎は牛が自由に行動・採食できます。繋ぎ飼い牛舎は1頭1頭の牛をしっかりと管理しながら飼育することができます。このように、さまざまな酪農形態を学ぶことが可能です。
肉畜生産ステーション
約100頭の黒毛和種や日本短角種がいる肉牛の畜舎と、めん羊、豚、鶏など中小家畜の畜舎群の2ヵ所の農場があります。飼料設計から日々の世話まで学生が交代で行い、肉牛では低コスト飼料で最高等級のA5を獲得。肉牛の共進会にも積極的に出品し、好成績を収めています。その他の生産動物においても繁殖から出荷して肉になるまでの一連の流れを体験でき、看護を含めた動物医療の学びの場として活用されています。
作物生産ステーション
4棟のガラス温室は、温度や日射量などを計測し、自動で栽培環境を制御できます。冬場でも水稲などの作物の栽培が可能なので、1年を通して栽培や育種に関する研究、作物の病害虫防除の研究ができます。ビニールハウスでは、トマトやアスパラガスなどの野菜やカーネーションなどの花きの栽培研究が行われています。露地圃場では、ダイズやムギ類など畑作物の栽培が行われ、さまざまな教育・研究に活用されています。
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作ろう、食べよう、Made in 酪農学園
酪農学園大学ブランド
ソーセージやハム、ベーコンなどの製造過程を一から実践的に学べる本格的な実験実習設備を完備。
実習のあとは作ったものをその場で試食したり、持ち帰ったりでき、これを心待ちにしている家族もいるそう。ここで製造される製品は、「酪農学園大学ブランド」として、学内の大学生協で委託販売されています。
乳製品製造実験実習室では、酪農学園大学内の農場で生産した新鮮な生乳を使って、牛乳やチーズ、バター、アイスクリームなどの本格的な乳製品づくりを学びます。ここで作られた乳製品は食品加工実習室の製品と同様に、「酪農学園大学ブランド」として学内でも人気です。
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年間約54,100件以上の診療件数!
最新設備の附属動物医療センター
キャンパス内に設置されている附属動物医療センターの総診療件数は、年間約54,100件以上。犬や猫などの伴侶動物は約9,500件で、酪農王国・北海道らしく牛や馬などの大動物は約44,000件にものぼるのが特徴です。
この附属動物医療センターは2016年4月に臨床獣医学教育研究棟を増築しました。医療センターにはCTやMRIなど最新設備が配置され、幅広い動物診療の実際を体験しながら獣医臨床分野教育と学術研究を実施しています。また、診療施設、入院棟、教育研究施設、環境汚染物質・感染病原体分析監視センターなどからなる建物群の施設規模は日本国内の獣医師養成大学の中で最大規模を誇ります。ここは、動物診療はもとより、動物の疾病予防・健康増進等の指導、獣医師の卒業後教育、地域社会の動物愛護運動の啓発・協力などに積極的に取り組む獣医療の拠点です。