一度断念した夢を諦めず獣医を目指して再チャレンジ

太田 素良さん

獣医学群 獣医学類
医動物学ユニット 6年

太田 素良さん
北海道旭川市

 私は昔から動物全般、特に交通事故の被害にあった野生動物を救いたいと思っており、獣医を目指し国立大学を受験しました。しかし、合格はしたものの成績の問題で獣医学の道に進めず、卒業する年に「やはり自分は野生動物を救う仕事にかかわりたい!」と考え、大学卒業後1年間浪人した後に本学に入学しました。獣医学では犬や猫などの伴侶動物、牛や馬などの産業動物に関する知識や治療技術を学べるのは当然ですが、食品衛生や公衆衛生に関する知識や法制度について学び、資格取得につなげることも可能です。また講義が終わった後は、サークル活動や家庭教師のアルバイト。さらに自宅が近い気の合う仲間と勉強や遊ぶこともでき、最初の大学生活とは異なる充実した日々を送りました。
 所属するユニットでは、浅川先生の下で医動物学について学んでいます。医動物学とは人体に害を及ぼす寄生虫などの動物についての学問で、私は特に野生動物の寄生虫を専門に研究しています。卒業研究のテーマは「日本海裂頭条虫の知床産ヒグマにおける成虫とその第二中間宿主とみなされるサケ科魚類の寄生虫保有状況」です。浅川先生とつながりがあり、私のインターン先の一つでもあった知床財団が捕獲したヒグマの腸管にすむ寄生虫(日本海裂頭条虫)と、彼らが食べるカラフトマスとシロザケの中の寄生虫の関係について調査を実施しました。
 本学は私立大ということもあり、出身地はもちろん既卒者、社会人などさまざまな経歴を持つ人がいるのも特徴の一つです。そして私もその一人ですが、皆自分の夢に向かってまい進しています。私は卒業後、研修が縁で就職が決まった「北海道NOSAI」の家畜獣医として道南の家畜治療に貢献したいと思いますが、ゆくゆくは知床財団のような野生動物にかかわる仕事に獣医師の立場からかかわりたいと思っています。人生一度きりとは言いますが、大学や就職はやり直しも可能です。本学は自分の好きなこと、やりたいことをしながら、小さな失敗を恐れずに積極的に学べる場だと思っています。
太田 素良
太田 素良
太田 素良
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