大学で得た学びを生かして社会や地域に貢献したい
農食環境学群 食と健康学類
管理栄養士コース
臨床栄養学研究室/医学・生理学研究室 4年
坂本 悠夏さん・谷口 晴菜さん
福島県・北海道真狩村
坂本さんと谷口さんの2人は、管理栄養士の資格取得を目指すかたわら「抗酸化機能分析教育研究センター」で栄養の観点と健康の観点と異
なるアプローチで抗酸化についての研究をしています。
坂本 私は「スプラウトの抗酸化機能評価」をテーマに研究を行っています。本学のある江別市はブロッコリー栽培が盛んです。研究室で学ぶ中で、ブロッコリーのスプラウトの抗酸化力が高いことを知り、他のスプラウトはどうなのか興味を持ちました。現在はスーパーマーケットなどで販売されているスプラウトの種を8種類ほど栽培し、生育したスプラウトの抗酸化力を測定しています。
谷口 私は「小麦ふすまの抗酸化機能分析とその利用」をテーマに、さまざまな品種の小麦のふすまを利用して、パンを作った際の抗酸化力の変化について調べています。現在「春よ恋」、「ハルユタカ」、「はるきらり」という北海道産の小麦3種類のふすまを調べていて、ふすまそのものでは「春よ恋」の抗酸化力が3種の中では最も高く、パンに加工した際にどのような変化が起こるのか実験を続けている最中です。
坂本 私は写真部に所属していて、北海道の素敵な風景や景観をたくさん撮影しました。また3年次の給食管理実習や4年次の臨地実習で行った小学校での食育などは印象に残っています。
谷口 私は女子バレー部に所属しながら、月に数回本学の中小家畜を飼育する農場でアルバイトをしていました。動物に触れる機会が少ない学類なのでとても新鮮でした。
坂本 卒業後は本学で得た学びを生かして、栄養に関する情報を提供するなど人の役に立つ仕事に就きたいです。
谷口 私は公衆栄養に関わる分野の中でも、地域の方々の健康を直接支えるお手伝いができる行政栄養士を目指していきたいです。そのために、管理栄養士として実力を身に付けると共にコミュニケーション力を磨きたいと思っています。大学選択は人生の大きな分岐点です。本学は皆さんのやりたいことを力いっぱい取り組める環境があると思います。やりたいことを見つけ学びを深めてください。