研究と人生の基礎をつくってくれる場所
獣医学群 獣医学類
獣医衛生学ユニット 5年
橘 紅李さん
北海道遠軽町/札幌南高校出身
私は遠軽町で育ち、高校から札幌へ。父が獣医師だったこともあり、本学に入学しました。4年の後期からユニットに入り、初めて「研究」に出会いました。先生も先輩の大学院生も、自主性を尊重してくれて、「あなたはどうする?」と問いかけてくれます。私の研究テーマは、関節炎を引き起こすマイコプラズマという細菌について。この細菌は関節にある滑膜細胞(関節液を産生し、軟骨に栄養を供給する細胞)に侵入することがわかっています。
私は、マイコプラズマが細胞内でどのようなふるまいをするのか(動態)を明らかにしたいと思っています。方法は、まず滑膜細胞を培養し、シャーレ上でマイコプラズマに感染させ、レーザー顕微鏡や蛍光顕微鏡で観察するというものです。考えることも地道な作業も多く、時間がいくらあっても足りないほど。でも、周囲の人に支えられ、基礎をみっちり教えていただいたので、「最初はまったくできなかったことが、一人でできるようになった!」という成長感と、何かわかりそうだという手ごたえを感じ始めました。基礎研究の醍醐味ですね。
獣医新入生歓迎サークルで歓迎会をするのも楽しかったし、2・3年次の勉強も嫌いではありませんでした。でも、これまで勉強は覚えるものだと思っていましたが、ユニットに入って自分で切り拓くことなんだと自覚できました。今、自分がやるべきことをやっている充実感があります。本学は獣医師・研究者になる基礎をしっかり鍛えてくれる場所であるとともに、私の人生の基礎をつくってくれている場所でもあると感じます。
私は、マイコプラズマが細胞内でどのようなふるまいをするのか(動態)を明らかにしたいと思っています。方法は、まず滑膜細胞を培養し、シャーレ上でマイコプラズマに感染させ、レーザー顕微鏡や蛍光顕微鏡で観察するというものです。考えることも地道な作業も多く、時間がいくらあっても足りないほど。でも、周囲の人に支えられ、基礎をみっちり教えていただいたので、「最初はまったくできなかったことが、一人でできるようになった!」という成長感と、何かわかりそうだという手ごたえを感じ始めました。基礎研究の醍醐味ですね。
獣医新入生歓迎サークルで歓迎会をするのも楽しかったし、2・3年次の勉強も嫌いではありませんでした。でも、これまで勉強は覚えるものだと思っていましたが、ユニットに入って自分で切り拓くことなんだと自覚できました。今、自分がやるべきことをやっている充実感があります。本学は獣医師・研究者になる基礎をしっかり鍛えてくれる場所であるとともに、私の人生の基礎をつくってくれている場所でもあると感じます。