ゼミで研究の面白さを知り、大学院志望に

吉田 篤司さん

農食環境学群 食と健康学類
給食栄養管理研究室 3年

吉田 篤司さん
北海道旭川市/旭川南高等学校出身

私は食品や農業の授業も受けられるので、本学を志望しました。1年生の健土健民入門実習では初めて牛を触り、搾乳するなど、期待通りの面白さでした。また、基礎ゼミ農園では学生10人で1グループをつくり、畑が与えられます。自分たちで育てる野菜を決め、種をまき、育て、収穫し、さらにその野菜を調理します。このプロセスをすべて写真に撮っておき、最後に1枚のポスターをつくってコンテストをします。これは半年がかりですが、チームワークも試される良い経験になりました。
給食実習授業はとても実践的です。20人が1グループになり、献立・下処理・調理の3班に分かれ、50食以上の給食を6回つくりました。各回とも、たとえば「20代 女性向け、秋のメニュー」といったテーマが出されます。献立担当になったら、下処理、調理の手間、コストなどを考慮して、素材選びや発注方法(たとえば肉を塊で買うか、処理済で買うか)から考えます。大変ですが、役に立つ授業です。
卒業研究では、酪農学園大学附属とわの森三愛高校の生徒を対象に調査を行っています。新型コロナによる自粛時の食生活やエナジードリンク、睡眠、うつ状態と食生活の関係などを調べています。卒業後は臨床、栄養など幅広い分野の専門研究者がいる本学の大学院に進学したいですね。特に公衆衛生、公衆栄養について学びたいと思っています。ゼミで研究の面白さに目覚めるとともに、管理栄養士も色々な分野で活躍できることを知りました。本学は管理栄養士になるだけではなく、社会的な視野を広げてくれる大学です。
吉田 篤司
吉田 篤司