自分たちの殻を破ることができました
農食環境学群 食と健康学類
マーケティング研究室 3年
小岡 美紗代 さん・山口 雛さん
北海道札幌市/札幌丘珠高校出身・石狩南高校出身
2人は3年間、1つのテーマを追いかけてきました。それは地元・江別の特産品、ブロッコリーを素材とした新商品の開発。2人のプロジェクトは、着実に実を結んでいます。
山口 1年次の基礎ゼミで商品開発をしたのが、きっかけです。江別の農産物がテーマで、選んだのがブロッコリー。基礎ゼミではドレッシングを作りました。でも、それで終わるのはもったいなくて、商品化したいなと。
小岡 先生に相談し、イタリアンの「nodo」さんを紹介していただきました。2年次の後期からそこのシェフにご協力をいただいています。シェフは私たちの試作品を試食しただけで、製造工程が分かってしまう。プロのすごさを感じます。
山口 試行錯誤の末、牛乳を入れたクリーミーなドレッシングに落ち着きました。ベーコン、黒コショウなども使い、パン、野菜、パスタに絡めてもいいんです。ディップに近い感じになり、最終的には瓶詰にして売りたいと思っています。
小岡 ピザ生地にブロッコリーと蒸し鶏をはさみ、このドレッシングで味付けしたサンドイッチも企画しました。学内で試食販売し、アンケートを取ったので、それも参考にして4年次で商品化するのが目標です。
山口 大学では「nodo」さんやアコースティック音楽のサークルで、社会人とのかかわりもでき、刺激を受けています。演奏旅行で沖縄にも行きました。やりたいことを全力でやって、自分の殻を破れた気がします。
小岡 私は吹奏楽部で他大学の人とも仲良くなりました。先生方は他のゼミの先生も含めて、色々相談に乗ってくれます。本学で学んで、のびのびと自分の個性を出していいんだとわかりました。
山口 卒業後は農家の生産物を加工して全国に売るような、六次産業の仕事に就きたいですね。
小岡 私も北海道の魅力を食で伝えられるような、一次産業の加工やマーケティングがしたい。農業や六次産業、地域起こしに興味のある人にとって、本学は可能性の宝庫だと思います。