非農家出身者もしっかり農業が学べる。卒業後はアメリカへ

植野 耕史さん

農食環境学群 循環農学類
園芸学研究室 4年

植野 耕史さん
栃木県/ 小山高校出身

実家は農家ではありませんでしたが、農業に憧れ、実際に農業を経験したくて入学しました。本学では作物でも畜産でも、実際の動植物に触れる実習が豊富で、実践的に農業技術を身に付けたい人に最適です。研究室には学生一人ひとりに合った丁寧なサポートがあり、非農家出身者もしっかり農業が学べますので私にぴったりでした。遺伝学に興味があり、作物の交配の授業が特に面白かったことと、花が好きで研究方法をしっかり身に付けたかったことから、園芸学研究室に入りました。

今「スターチス・シヌアータ倍加個体の培養特性」というテーマで研究しています。スターチスはさまざまな花の色があって長持ちするので、ニーズも高くなっており、商品としての価値の高まりが一層期待されています。倍加個体とは染色体の数を人工的に増やした個体で、従来の植物より花が大きく、環境に対して強い特性を持つ可能性があります。スターチスの研究は少なく、どんなメリット、デメリットがあるのか、まだわかっていません。少しでも解明できたらと思っています。

小学生から野球を続けてきたので、休部状態だった準硬式野球部を友だちと復活させました。ピッチャーで1番打者でしたが、打順、ポジション、サインは副キャプテンである私の責任。チームを引っ張っていくリーダーとしても鍛えられました。一昨年、北海道の3部リーグで優勝し、2部昇格を実現しました。

卒業後はアメリカの農業関連施設で1年半、研修することが決まっています。今の私には、知識・技術がまだまだ足りません。将来のことを考え、海外の知識・技術を吸収して、選択肢を増やしたいと思っています。帰国後は種苗会社などで、研究や栽培ができればと思っています。この海外研修では、大学の推薦制度にお世話になりました。
植野 耕史
植野 耕史