密なコミュニケーションを通じて、調査・研究は成果を得られる

青木 彗斗さん

農食環境学群 環境共生学類
野生動物学コース
野生鳥獣管理学研究室 4年

青木 彗斗さん
北海道/北海道科学大学高等学校

さまざまなフィールドワークを行い、知識と実践力を身につける

高校時代の私は教員の道を目指すとともに、野生動物に関する研究にも関心があり、どちらについても学べることから本学への入学を決めました。本学で学ぶうちに「人間と野生動物との軋轢問題」に興味を持ち、軋轢改善に向けて調査・活動をしている野生鳥獣管理学研究室に所属することにしました。アライグマをはじめとした、野生動物に関するさまざまな論文を読み知識を蓄え、どのようにしてアライグマを捕獲するのかといった実際のフィールドワークを行うことで、学びを深めています。
環境共生学類では自分と同じ分野に興味を持つ友人と出会い、共に行うさまざまなフィールドワークを通じて、確かな知識と実践力を身につけることができます。
研究室は和気あいあいとした雰囲気で、先生・学生の枠にとらわれない意見交換が活発な環境です。楽しく充実した日々を過ごしています。こうした交流を通じて気付いたことが、コミュニケーションの大切さでした。
調査や研究は、基本的に一人では成り立ちません。先生方やほかの学生だけでなく、実際の現場で働く方々や、地域住民の皆さまなど、さまざまな人の協力が必要不可欠です。密なコミュニケーションを通じて多くの方に協力していただくことで、調査・研究は初めて一つの成果を得られる、ということを本学で学びました。
卒業後は大学院への進学を希望しています。大学院で教育についてより深く学びつつ、今よりもさらに多くの人と関わっていきたいです。コミュニケーション能力に磨きをかけ、将来はさまざまな人の気持ちに立ち、物事を考えることができる教員になりたいと思います。