獣医師としてのチャンスをさまざまな角度から提供してくれる
獣医学群 獣医学類
2020年3月卒業
オホーツク農業共済組合 湧別家畜診療所
マンビ モンゴメリさん
私は幼少期の自然や動植物に対する興味から、生命科学の専門家である獣医師になりたいと思いました。在学中に農業共済組合(NOSAI)に所属する獣医師の働き方や生き方に触れると共に、さまざまな興味や技術を持つ人が多いことを知り、その影響を受けながら自身が成長できると感じオホーツクNOSAIに就職を決めました。NOSAIは大動物診療の分野では国内最大規模の組織です。特にオホーツクNOSAIは症例報告や学術発表が多く、それぞれが日々の経験から得た知見を広く共有する風土が根付いています。
現在は乳牛を主に、肉用牛までの一般診療や繁殖検診、また家畜共済制度運営のための保険業務を行っています。仕事では未熟な部分もあり無力感を感じることも多いです。しかし自分の治療で瀕死の子牛が元気を取り戻したとき、また伝染病を拡散前に発見できたときなど、自身の手で何かを変えられたときは仕事のやりがいを感じられます。
本学で得た経験として、十勝の酪農家さんで実習を行っていた時に、早朝の牛のお産で叩き起こされて、わけもわからないまま、引っ張れ、押せ、バケツ持ってこいなどの緊迫したドタバタに巻き込まれました。なんとか無事に生まれてきた子牛、それを愛おしそうに舐める親牛、全身羊水などでぐちゃぐちゃになった私の背中をバンバン叩きながらいい仕事したなと笑う酪農家さん。今でもはっきり覚えています。獣医師を目指すきっかけは人それぞれだと思いますし、その職域は多岐に渡ります。本学ではその多くに触れる機会があります。自分がどの分野で活躍していくかを最初から決めつけず、大学の提供してくれるチャンスを広く体験してみると自分の道が見えてくると思います。
現在は乳牛を主に、肉用牛までの一般診療や繁殖検診、また家畜共済制度運営のための保険業務を行っています。仕事では未熟な部分もあり無力感を感じることも多いです。しかし自分の治療で瀕死の子牛が元気を取り戻したとき、また伝染病を拡散前に発見できたときなど、自身の手で何かを変えられたときは仕事のやりがいを感じられます。
本学で得た経験として、十勝の酪農家さんで実習を行っていた時に、早朝の牛のお産で叩き起こされて、わけもわからないまま、引っ張れ、押せ、バケツ持ってこいなどの緊迫したドタバタに巻き込まれました。なんとか無事に生まれてきた子牛、それを愛おしそうに舐める親牛、全身羊水などでぐちゃぐちゃになった私の背中をバンバン叩きながらいい仕事したなと笑う酪農家さん。今でもはっきり覚えています。獣医師を目指すきっかけは人それぞれだと思いますし、その職域は多岐に渡ります。本学ではその多くに触れる機会があります。自分がどの分野で活躍していくかを最初から決めつけず、大学の提供してくれるチャンスを広く体験してみると自分の道が見えてくると思います。