野生動物の調査や研究が飼育員を目指す動機に

獣医保健看護学類
2016年3月卒業
札幌市円山動物園
鎌田 祐奈さん
私は現在、円山動物園の動物専門員として、主にアジアゾウの飼育業務を担当しています。給餌や掃除はもちろん、ゾウの健康を管理するために必要な削蹄や採血、来園者への解説、解説板の作成、事務仕事など、飼育員の仕事は多岐にわたります。
大学入学までは盲導犬の訓練士か動物看護師になりたいと考えていましたが、所属した研究室で野生動物の調査や動物園での研究に関わる中で、動物の生態や動物が生息する環境について子どもたちに伝える仕事がしてみたいと思うようになりました。卒業後2年間は野生動物に関わる別の仕事をしていましたが、動物園の採用試験に挑み、2度目の挑戦で突破することができ、円山動物園への就職を決めました。
酪農学園大学で学んだことは主に伴侶動物の動物看護の知識でしたが、動物園での飼育においても役立っていると感じることも多くあります。飼育員として特に嬉しかった出来事は、円山動物園で初めてアジアゾウが出産したことです。北海道でも初のゾウの出産ということで話題にもなりました。ゾウたちがミャンマーから札幌へやってきた時から担当していますが、ゾウの出産の瞬間に立ち会えたことは、とても貴重な体験でした。
動物専門員として働く中で、お客様へ動物について解説をした際に「知らなかった!」「そうなんだ!」と新たな発見に繋げられた時に、仕事のやりがいや喜びを感じます。来園者のみなさんが動物を見て、「かわいい!かっこいい!」と思うだけではなく、解説や展示を通じて、野生動物の現状や生息環境について考えるきっかけになれればと思いながら取り組んでいます。
また、海外では動物園でも動物看護師が専門職として活躍していますが、日本では動物園で働く動物看護師はまだ少ないのが現状です。いつか日本の動物園でも動物看護師が活躍できる時代が来ることを期待しながら、これからも励んでいきます。
大学入学までは盲導犬の訓練士か動物看護師になりたいと考えていましたが、所属した研究室で野生動物の調査や動物園での研究に関わる中で、動物の生態や動物が生息する環境について子どもたちに伝える仕事がしてみたいと思うようになりました。卒業後2年間は野生動物に関わる別の仕事をしていましたが、動物園の採用試験に挑み、2度目の挑戦で突破することができ、円山動物園への就職を決めました。
酪農学園大学で学んだことは主に伴侶動物の動物看護の知識でしたが、動物園での飼育においても役立っていると感じることも多くあります。飼育員として特に嬉しかった出来事は、円山動物園で初めてアジアゾウが出産したことです。北海道でも初のゾウの出産ということで話題にもなりました。ゾウたちがミャンマーから札幌へやってきた時から担当していますが、ゾウの出産の瞬間に立ち会えたことは、とても貴重な体験でした。
動物専門員として働く中で、お客様へ動物について解説をした際に「知らなかった!」「そうなんだ!」と新たな発見に繋げられた時に、仕事のやりがいや喜びを感じます。来園者のみなさんが動物を見て、「かわいい!かっこいい!」と思うだけではなく、解説や展示を通じて、野生動物の現状や生息環境について考えるきっかけになれればと思いながら取り組んでいます。
また、海外では動物園でも動物看護師が専門職として活躍していますが、日本では動物園で働く動物看護師はまだ少ないのが現状です。いつか日本の動物園でも動物看護師が活躍できる時代が来ることを期待しながら、これからも励んでいきます。
