第2回オープンキャンパスレポート
掲載日:2017.08.07
みなさんこんにちは!
7月22日(土)、23日(日)に2017年度第2回オープンキャンパスを開催いたしました。
今回もたくさんの方にお越しいただき、両日で855名(保護者・付き添い者含む)の方にご参加していただきました。
北海道以外からご参加いただいた方も多く、南は沖縄や九州、四国など全36都道府県からの参加者がおりました。
両日とも晴天に恵まれ、皆さんには夏の酪農学園大学を楽しんでいただけたのではないでしょうか。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
次回は9月23日(土・祝)に第4回オープンキャンパスを開催いたします。
それぞれたくさんのイベントをご用意しておりますので、ぜひご参加ください!
それでは第2回オープンキャンパスを振り返ってみましょう。
オープンキャンパス時のみ無料送迎バスが運行されます。新札幌駅、大麻駅の2箇所から発車しており、学生スタッフがバスの中で受付もしてくれます。本学に到着し、バスを降りた後も会場まで学生スタッフが案内してくれるので安心です。
無料送迎バスを利用しなかった方はまず受付で資料をもらいます。受付をしてくれているのも学生スタッフです。パンフレットの中には大事な学食チケット500円分も入っています。
受付が終わったらイベント開始時間まで学生ホールの中でお待ちいただきました。その間、オレンジポロシャツを着た学生スタッフたちがオープンキャンパスのまわり方をご案内!お一人ひとりの志望学類や興味のあることをお聞きして、オススメのイベントをご案内します。
「その学類であれば午前中はこのイベントに参加して、午後はこっちのイベントに行くと良いですよ。あき時間があればこの見学もオススメです!」学生スタッフのアドバイスでオープンキャンパスのまわり方を決めた方も多いのではないでしょうか。
10時よりオープニングセレモニーが始まりました。本学の紹介DVDをご覧いただいた後、突然檀上に現れたこの人は・・・?!実は本学の竹花学長なんです!全国各地からお越しいただいた参加者のみなさんへ学長からご挨拶させていただきました。
その後、各学類より3分間アピールが。「ウチの学類ではとても楽しいイベントを用意してるのでぜひ来てください~!!」教員がアピールをする学類もあれば、学生もステージへ上がり、一緒にアピールする学類も。
オープニングセレモニーが終わったら、いよいよ各イベントへ!それぞれのイベント会場へも学生スタッフが誘導してくれます。「食と健康学類の学類イベントはこちらです!ついて来てくださ~い!」
まずは循環農学類の様子です。こちらでは循環農学類の中辻学類長より学類の説明を行った後、園芸学研究室の森先生から「身近な野菜の意外な素顔」というテーマで模擬講義を行っていただきました!
森先生のお話を聞いたうえで園芸や作物、畑作に興味を持った方には「作物生産ステーション見学」のイベントもありました。学生スタッフが作物生産ステーション内を案内してくれます。ガラス温室では花きの他にも稲やトマト、外の圃場ではダイズやムギなどを育ています。
日ごろから作物生産ステーションで実習を行っている学生からの案内なので、参加者のみなさんも質問がしやすかったのではないでしょうか。
循環農学類では農学の他に酪農や畜産も、農業経済も学ぶことが出来ます。こちらは肉牛の農場。黒毛和種と日本短角種の2種類約80頭を飼育しています。牛舎内には入ることが出来ないので、学生が近くまで牛を連れてきてくれました。説明してくれている学生はみんな3年生で、肉牛についてを学ぶ研究室に所属しています。
肉牛の農場の横には中小家畜を飼育している施設もあります。ここでは豚、鶏、羊を飼育しており、学生が人工授精などの実習をしています。
食と健康学類では学類長の竹田先生より「知っているようで知らない⽜乳と乳脂肪」というテーマで模擬授業を行ってもらいました。実は大学生は1つの授業が90分もあるのです。高校生のみなさん、大学生の授業の雰囲気は伝わりましたか?
模擬講義の他にもさまざまな実験を用意しておりました。こちらは計量販売の様子。この販売方法は、大きさや長さがさまざまな商品の中から、消費者が好きな商品・個数を選んで袋に詰めて計量し、打ち出された価格シールを自分で貼ってレジでお金を支払うシステムです。この販売方法を使うと、パックやトレーなどの包装資材や選別の人件費を省くことにより商品を低価格で提供することが出来ます。本日はさくらんぼの計量販売を体験してもらいました。
次に管理栄養士コースのイベントの様子を覗いてみましょう。管理栄養士コースでは、「管理栄養士コースを1日で知っちゃおう」がテーマでした。まずは参加者のみなさんに血糖値をはかってもらいます。
その後、管理栄養士コースの学生が作った給食を食べてもらいました。今日のメニューは・・・??
鶏の辛しマヨネーズグリル、道産野菜の冷製スープ、酪農大チーズポテトサラダなど。美味しそうな料理に参加者のみなさんもおもわず写真を撮っていましたね。もちろん栄養にも気を使っています。
食べ終わった後にもう一度血糖値をはかり、ご飯を食べる前と後の数値を比べてもらいました。
食べ終わった後にもう一度血糖値をはかり、ご飯を食べる前と後の数値を比べてもらいました。
環境共生学類は「わくわくドキドキ魚捕り」ということで、学内にあるなる池に魚を捕るための網をしかけにいきました。数時間後しかけた網を見に行くと・・・
タモロコやモツゴ、スジエビなどの生き物が取れました!実はこの中の生き物には本来日本や北海道にいるべきではない「外来生物」も混ざっています。外来生物が繁殖することによって、古来から日本や北海道にいる生物の生態系に悪影響を及ぼす危険性もあるのです。本来生息してはいけない個体を減らす、ということも環境を学ぶ上では大事なことなのです。
個体数を減らす、管理するということでこんなイベントもありました。銃?!と思った方もいるかもしれませんが、こちらはモデルガン。北海道ではエゾシカが増えすぎて民家への侵入や交通事故の多発など様々な問題が起こっています。そういった増えすぎて困っている動物を減らすという勉強もしています。学生スタッフのレクチャーの後、参加者のみなさんにもモデルガンを構えてもらいました。
獣医学類では生産動物内科学IIユニットの川本先生より「酪農・畜産を支える獣医師の活躍」という模擬講義を行っていただきました。主に生産動物の獣医師についてのお話で、日本で一番生産動物の診療件数が多い本学ならではの講義となっておりました。
附属動物医療センターでの診療や手術の写真も使いながらの講義でした。獣医学類を志望している方は興味津々の様子でしたね。
こちらは獣医保健看護学類のイベントの様子。「デンタルケアの重要性」というテーマで動物看護研究室の八百坂先生がお話をしてくれました。犬の歯の解剖学、歯周病の成り立ち、デンタルケアについてのお話でした。歯の模型を用いての体験もありましたよ。
獣医学類、獣医保健看護学類に興味のある皆さんにおすすめの見学がこちら。附属動物医療センター見学です。説明してくれているのは普段医療センターで実習や研究をしている5年生の先輩です。見ているのは処置室。診察室で獣医師の先生の診察を受けた後、こちらの処置室にて適切な処置を行います。
こちらは画像診断室です。日々MRIやCT、レントゲンをとっています。本学では犬や猫などの伴侶動物に加え、牛や馬などの生産動物も診療に訪れるので、時には仔牛や羊などの動物のMRIをとることもあるのです。
伴侶動物の施設を見た後は生産動物の施設も見学してもらいました。黒い壁に覆われたこの部屋、「馬麻酔導入覚醒室」という部屋です。馬が暴れても大丈夫なように周りの壁はクッション性になっていて、ここで馬の手術をする前に麻酔をかけます。麻酔をかけた後は隣にある馬の手術室へ2tまで運べるクレーンで移動させます。本学には学内で馬の麻酔から手術まで全て行える施設が揃っています。
こちらは実習棟です。ここにいる牛たちは入院している牛ではなく、近辺の酪農家さんから譲り受けた牛たちです。様々な検査や実習に使われています。
実習棟には成牛から仔牛までさまざまな大きさの牛がいます。
午前中のイベントが終わったらお待ちかねの学食体験!受付でもらった500円分の学食チケットで好きなものを食べられます。仲良くなった本学学生スタッフと食べている方もいましたね!ご飯を食べながら大学生活や、どんな勉強をしているのかなど色々質問もできます。
500円分の食券には本学オリジナルのアイスクリームと交換できる半券もついておりました。この日は天気がよかったので、外でアイスを食べている方もいました!お味はいかがですか~?
午後からもたくさんのイベントがありました。農業高校生だけが集まる「集え!日本全国の農高生」では参加している高校生も学生のスタッフも農業高校出身。農業高校生ならではの「勉強についていけるかな…」、「今高校でやっている研究を大学でも続けることができるのかな…」などの悩みに在学生がお答えいたしました。
最後は全員で記念撮影も!オープンキャンパスで全国の農業高校生と友達になってみよう!というのもテーマの1つだったので、農業高校生同士仲良くなっている姿を見て大学生スタッフも喜んでいました。
また、一部の学類では研究室を巡るオープンラボもありました。こちらは循環農学類のキリスト教応用倫理学研究室の様子です。「ペットの命」というテーマで、犬や猫の殺処分や保護の現状についてお話がありました。勉強になるだけではなく、「研究室」「ゼミ」ってこんな雰囲気なんだ~と大学生気分も味わえたのではないでしょうか。
次に家畜遺伝学研究室へ移動しました。ここでは普段、優れた牛などの家畜のDNAを調べ、遺伝的に優れた家畜固体を見分ける研究をしています。
実践農学研究室では「全国縦断牛乳飲み比べ」というテーマで、色々な種類の牛乳を飲み比べていただきました。もちろんなかには酪農学園大学オリジナルの健土健民牛乳もありましたよ。
獣医保健看護学類のオープンラボは学生だけで開催していました!学類犬をつかって、保定の仕方やしつけのしかたなどを説明してくれました。最後には学類犬たちと触れ合える時間も!保護者の方からは「獣医師と動物看護師の違いって何だと思いますか?」といった直球の質問もありました。
中央館の2階では環境共生学類が様々な展示を行っていました。こちらではザリガニやカエルを実際に触ってもらい、国外、国内の外来種についても知ってもらおうという企画でした。
鹿肉を使ったシチューも配っていましたよ!鹿肉を初めて食べた!という方もいたのではないでしょうか。実は鹿肉は高たんぱく・低脂肪・低カロリーのヘルシーなお肉なんです。
部活、サークル見学の1つとして、馬術部見学もありました。本学の馬術部の馬はみんな競走馬を引退した馬を貰ってきています。競馬好きな方ならびっくりされるかもしれませんが、元競走馬のサナシオン、ヴィクトリー、スギノエンデバーなどがいます。学生たちの手で乗馬用へ調教しなおしています。
イベントや見学が落ち着いたら最後にここへ!各種相談ブースです。各学類とお話できる教員相談ブースや、学生と話せる学生相談ブースがあります。
教員や学生の他にも学生課、就職課、男女寮など職員のブースもご用意しておりました。「寮ってどれくらいの金額なんですか?」、「定員はありますか?」など各ブースで悩みや不安を解消してもらいました!
帰りは獣医保健看護の学類犬、ももたろうも皆さんをお見送り。「また来てね~!」
今回紹介した以外にも寮見学や乳牛の牛舎見学などさまざまなイベントがありました!
次回は9月23日(土・祝)に今年度最後のオープンキャンパスを行います。
9月も今回同様、たくさんのイベントをご用意しております。
ぜひ秋の酪農学園大学を堪能しに来て下さいね!
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