未解明の乳房炎原因菌を研究

渡辺 麗奈さん

獣医学群 獣医学類 5年
獣医衛生学ユニット

渡辺 麗奈さん

私は獣医師になりたくて入学しました。最初は„動物のお医者さん“が目標でしたが、生産動物実習で学生一人に牛一頭あてがわれるという恵まれた環境で学ぶうちに、「違う道もある」と確信。現在は病理の分野にも目を向けるようになりました。

私の研究テーマは乳房炎の原因菌の1つ、ストレプトコッカス・ウベリスです。この菌による乳房炎は重篤にはなりづらいのですが、抗生物質では治りにくく、かつ
再発しやすいやっかいなもの。まだ研究が少ないため、牛の体の中で何が起きているのか、解明したいと思っています。そうすれば、薬やワクチンなど、治療法の開
発に結び付きます。

現在取り組んでいるのは、主に2つ。1つは牛の血から白血球を分離し、IL‐1βという白血球のシグナルとなるサイトカインを出す遺伝子や、白血球の数・機能の変化を調べること。もう1つは、乳汁から乳腺上皮細胞を分離し、その変化を追跡すること。これは乳汁を合成する細胞ですが、培養すること自体が難しく、最近やっと成功しました。これから何が分かるのか、ワクワクしています。

牛のいる環境で「好き」を追求した結果、今にたどり着きました。本学だからこそ見つけられた道であり、卒業後も大学院で研究を続け、研究者になりたいと思います。

親元を離れて暮らす学生が多いので、友人関係が濃く、勉強もご飯もイベントも、みんな一緒。また、やりたいことは行動次第で、何でもできます。自分の可能性を信じて、新しいチャレンジへの扉を開けてください。