モンゴル遊牧民の行動調査から新たな夢へ

篠原 優衣さん

農食環境学群 環境共生学類 4年
環境リモートセンシング研究室

篠原 優衣さん

季節ごとに生活の場を変えて暮らすモンゴルの遊牧民のことが知りたくて、彼らの行動調査を行いました。実際にモンゴルまで出向き、2017年8月には草原で暮らす遊牧民たちに、2018年2月には首都ウランバートルで暮らす元遊牧民たちにアンケートを実施。そこで分かったことは、広大な自然の中で伸び伸びと暮らせる環境、スマートフォンやSNSなどが無いゆえの生きたコミュニケーションによる良好な親子関係の構築など、草原で暮らす遊牧民たちの方が幸福度の高い生活を送っているということでした。

しかし、その一方で、長い遊牧生活による教育・情報格差により、遊牧民になる以外の選択肢がない、夢を持てない子どもたちがいるという現実も判明しました。この
研究をきっかけに、教育を受けられない・情報量の少ない環境で暮らす子どもたちをサポートするような場をつくりたいと思うようになり、卒業後は青年海外協力
隊(JICA)の一員となって海外で活動するという目標ができました。

具体的には、2年の海外活動を経て帰国したら、実家のある栃木県に戻り、子どもから大人まで、さまざまな人たちが集える場をつくりたいと考えています。年齢、性別、立場、国籍、障がいの有無など一切関係なく、そこに来れば誰もが一人のヒトとして関わりが持て、社会とつながれるコミュニティを創造するという、人生をかけた大きな目標に向けて邁進していきたいです。